かつて名古屋やアーセナルを率い、現在は国際サッカー連盟(FIFA)グローバル・デベロップメント(世界的発展)部門のトップを務めるアーセン・ベンゲル氏(71)が、ワールドカップ(W杯)の2年ごとの開催を主張した。複数の海外メディアが仏レキップ紙のインタビューをもとに報じた。

すでにFIFAでは今年5月に2年ごとのW杯開催に向けて研究を始めることが議決されている。

ベンゲル氏は早ければ26年W杯北米大会後の28年から2年ごとのW杯をスタートさせたい意向。予選の期間も現在より短縮し、1年間予選を戦い、その年の最後にW杯を開催するような日程を考えているという。そのためW杯を開催しない年は、選手は完全にクラブでの活動に集中できる。ベンゲル氏は「人々はより真剣勝負の、(日程的に)分かりやすい大会を求めている」と話している。