マンチェスター・ユナイテッドに12年ぶりに復帰したクリスティアノ・ロナウドが、ニューカッスル戦に先発フル出場で“再デビュー”し、先制点と勝ち越し点を決めて、4-1の勝利に導いた。

前半ロスタイム、右からグリーンウッドがシュートを放ち、相手GKがはじいたところにロナウドが詰めて、右足で蹴り込んで先制点。序盤からマンUが押し込みながら、なかなか点が奪えずにいた時間帯での効果的なゴールだった。

後半11分には同点に追いつかれたが、同16分にショーからのスルーパスを受けてペナルティーエリアに進入、左足で勝ち越し点を奪った。勢いに乗ったマンUはB・フェルナンデス、リンガードが追加点を挙げて快勝した。

ロナウドがマンUの選手としてプレーするのは、09年欧州CL決勝バルセロナ戦以来だった。試合開始前からオールドトラフォードはわき、大拍手で迎えられた。スタンドには恩師で、古巣復帰を説得したファーガソン元監督の姿もあった。背番号は03年のマンU入団時からつけていた「7」。カントナ、ベッカムらから引き継いだ“マンU伝説の背番号”で、今回は昨季からつけていたカバニが敬意を込めて譲ってくれたものだ。

試合開始直後から、ロナウドがボールに触るたびに客席は大興奮。終始攻勢だったこともあり、自然にボールがロナウドに集まっていった。ロナウドも積極的にシュートを打っていた。大一番や節目の試合できっちり魅せるスター性をあらためて証明する一戦となった。