東京オリンピック(五輪)日本代表のサンジロワーズMF三笘薫(24)が、ベルギーリーグデビューを果たした。

今夏の移籍後初めてメンバー入り。出番をうかがう中、後半27分に味方がレッドカードで退場して、そのプレーで与えたPKによりゲンクに先制を許した。

三笘は1点を追う後半37分からピッチに立ち、10人で戦う中、3-5-2からDFを1枚削った布陣の2列目左とみられるポジションに入った。

同39分にはエリア左横でボールを受けると、得意のドリブルで相手2人をかわして決定機を演出した。ロスタイムを含めて15分弱の出場ながら、ドリブルで仕掛ける場面は3回ほどあった。

後半ロスタイム4分には、コーナーキープで時間を稼ぐ相手から三笘がボールを奪って、カウンターを展開。この流れでCKを得ると、MFニールセンの蹴ったボールにFWウンダブがヘディングで合わせて、サンジロワーズが土壇場で追いついた。

デビュー戦で、間接的ながら同点劇に絡んだ三笘。1人少ない状況で追いついたサンジロワーズは、昇格組ながら7試合を終えて4勝1分け2敗の暫定2位につけている。

ゲンクの日本代表MF伊東純也(28)は先発出場し、後半ロスタイムの失点前に交代でベンチに下がった。ピッチでの日本人対決の時間は少なかったが、伊東が三笘のカウンターを止める場面もあった。