マジョルカは22日にスペインリーグ第6節で首位レアル・マドリードとアウェーで対戦する。この一戦に向け、ルイス・ガルシア監督(48)が21日に記者会見に出席し、期限付き移籍元のクラブと対戦する日本代表MF久保建英について言及した。

ルイス・ガルシア監督は久保がRマドリード戦に臨むにあたり、何らかの影響を受けると思うかと問われると、「ビリャレアル戦はタケにとって、以前あそこでプレーしていたので特別な試合だった。一方、彼はRマドリードに所属しているとはいえ、まだ一度もプレーしたことがないので大きな影響はないだろう。私は彼が将来、ビッグクラブでプレーできる選手になると思っているし、今季は大きく成長できる可能性があるので、ステップアップする必要がある」と見解を述べた。

ケガ人続出の中、ローテーションを実施するかについては「我々はビリャレアル戦で欠場した5人に加え、マフェオも出場できないが、それを自然なものとして受け入れる必要がある。間違いなく4~6人のローテーションを行うことになるだろう。我々は過去、ミッドウィークの試合でそれをやり、素晴らしい結果を出すことができた。メンバーの実力は非常に拮抗しているので、ローテーションはみんなにとって良いものになる。さらに言えば、(Bチームの)ガヤやマルクを起用できるかを確認するつもりだよ。我々にはディフェンダーが4人しかいないため、さらにBチームの誰かが入る可能性もある」と説明した。

現在、スペインリーグの得点ランキングで上位を占めるRマドリードのベンゼマとビニシウスの攻撃のコンビについては「ベンゼマは今が良いというわけではなく、ずっと前から素晴らしいパフォーマンスを発揮している。そしてビニシウスは成熟し、大きく洗練され、フィジカル面も良くなっている」と印象を語っていた。(高橋智行通信員)