ウルバーハンプトンのメキシコ代表FWラウル・ヒメネス(30)が復活のゴールを決めた。

0-0の後半16分、相手DFと競り合いながら、体を入れ替えてポルトガル人GKジョゼ・サ(28)のパントキックを受け、そのままドリブル。切り返しでDFを次々にかわして、右足シュートをゴール左に流し込んだ。ジャンプしながら右拳を振り回したヒメネスに、アウェーの地まで足を運んだサポーターも大興奮。割れんばかりの歓声で祝福した。

ヒメネスは昨年11月29日のアーセナル戦で相手DFダビドルイスと激突。意識を失ってピッチに倒れ、病院での検査で頭蓋骨骨折の重傷を負っていたことが判明。長期離脱を余儀なくされた。

ヒメネスは今季プレシーズン戦で戦列復帰。選手生活が続くかぎりヘッドガードをつけながらプレーすると発表し、ケガの重大さを周囲にも再認識させたが、開幕から全6試合にフル出場。この日まで無得点だったが、ようやく昨年10月25日ニューカッスル戦以来、336日ぶりとなるゴールをマークした。

プレミアリーグ公式ツイッターも「Welcome back to the #PL scoresheet, Raul!(プレミアリーグのスコアシートへお帰りなさい、ラウル!)」と祝福のコメントをツイートした。