バルセロナのロナルド・クーマン監督(58)がメッシの背番号10を引き継いだスペイン代表FWアンス・ファティの契約延長が間近であることを明かした。

クーマン監督は20日にホームで開催される欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ第3節ディナモ・キエフ(ウクライナ)戦に向けた前日会見に出席し、アンス・ファティについて「私が唯一知っているのは、契約延長が間近であるということだけだ。それは非常に重要なニュースだよ。彼は高いクオリティーを備えた若い選手であり、このクラブの未来を示す必要がある」と大きな期待を寄せていた。

クラブ史上初めて欧州CLで連敗スタートし、1次リーグ敗退の危機の中で迎えるディナモ・キエフ戦については「我々は昨季、ディナモと対戦して2試合とも勝っているが、彼らは今季、より良いチームになっている。我々は明日、欧州CLでの自分たちの未来をかけて戦うことなる。なぜなら我々はすでに2敗しているので勝つ必要があるからね」と語り、「決勝トーナメント1回戦に進出する可能性を得るためには勝たなければいけないし、我々には勝利以外の道は残されていない」と勝利が必須であることを強調した。

ディナモ・キエフ戦に臨むにあたり、その4日後に控えるレアル・マドリードとのクラシコを考慮しているかについては「その試合のことは考えていない。直近の試合が常に最も重要だ。しかし我々は一部の選手のフィジカル面について考慮しているし、アンス・ファティが7日間で3試合を戦うことは不可能だ」とターンオーバーの可能性を示唆した。

(高橋智行通信員)