バルセロナは24日、スペインリーグ第10節でレアル・マドリードをホームに迎える。ロナルド・クーマン監督(58)がその前日、クラシコに向けた記者会見に出席し、「我々が正しい道を歩んでいることを証明できるものになるだろう。恐れずにプレーし、自分たちが勝利できること、そして意欲があることを示すことが重要だ」と意気込みを語った。

続けて、「両チームとも多くのものをかけて戦っている。もし我々が勝てれば上位に行くことができる。我々は昨季起こったことを覚えている。明日の結果は決定的なものにはならないだろうが、両チームの勢いを示すものになるだろう」と見解を述べた。バルセロナは昨季、ホームで戦った前半戦の対決に1-3で敗れ、アウェーでの後半戦も1-2で負けRマドリードに2連敗を喫していた。

今回の対戦はバルセロナのサポーターの中で悲観的な見方があり、Rマドリードが圧倒的有利と見られていることに対しては「人々がそのような不信感を持っているかは分からないが、我々はそうは思わない。なぜなら我々は自分たちが持っているものを分かっているし、それを証明するつもりでいるからね。クラシコに本命など存在しない。我々には側にいてくれる人たちがいるし、ホームでプレーするので恐れなどない。自分たちが良いチームであることを示したいと思っている」と反論した。

また、バルセロナ指揮官は注目を集める両チームの若きエース、アンス・ファティとビニシウスについて、「クラシコは2人の対決ではない。彼らは正しい道を歩んでいるが、ビニシウスは私の選手ではないのでアンスについてだけ話すよ。我々はアンスに対して少し落ち着かなければいけないし、彼は完全に回復し負傷前のフィジカルを取り戻す必要がある。アンスは違いを生み出すことができるが重要なのはチームだ。彼は選手としてもっと向上する必要がある」とさらなる飛躍を求めた。

両チームとも消化試合が1試合少ない中、バルセロナは8試合4勝3分け1敗の勝ち点15の7位、Rマドリードは8試合5勝2分け1敗の3位となっている。

(高橋智行通信員)