レアル・マドリードは24日、スペインリーグ第10節でバルセロナとアウェーで対戦する。カルロ・アンチェロッティ監督(62)が大一番を翌日に控えた23日に記者会見で、クラシコについて「我々はそれが全員にとって特別な試合であることを分かっているし、特別なものとして準備してきた。起こり得ることに備え、良い戦術を用意し、素晴らしい試合をやるつもりだ」と意気込みを語った。

ミッドウイークに欧州チャンピオンズリーグが開催されたため、ターンオーバーを実施するかについては「メンバーをすでに決めているが、まだ選手たちに話していないので、ここで話すべきではないだろうね。アザールとカルバハルが復帰してきたし、全員のモチベーションが高い」と答えるにとどまった。

招集メンバー入りする予定のアザールについては「良い状態だ。昨日、練習を行いすべてがうまくいっていた。でも故障明けの選手をそのまま起用するのは難しいだろうね。重要なのは彼を起用できること、そしていつでも役に立てることだ」と先発出場の可能性がないことを示唆した。

Rマドリードとバルセロナのどちらが有利かについては「どちらが良い形で迎えられるのか私には分からない。バルサは最近、とても良い試合をやっているからね。その手の試合に本命など存在しない」と見解を述べていた。

注目されているビニシウスとアンス・ファティが対戦することについては「どちらもまだ若いので、自分のキャリアの中で何ができるかを示す必要がある。クラシコは常に世界最高峰の選手たちが集う2つのチームの試合だ。選手たちが変わるし、クリスティアノ・ロナウドやメッシが去り、他の選手たちがやって来る。その一方、変わらないのは、すべての大会を戦うチームが常に存在しているということだ」と言及し、個人ではなくチーム同士の戦いであることを強調した。

(高橋智行通信員)