セリエAのジェノアが元ウクライナ代表FWアンドリー・シェフチェンコ氏(45)を新指揮官として検討しているという。6日、イタリアメディアが報じた。

現在バッラルディーニ監督が指揮を執るジェノアは、12試合を終えてわずか1勝。残留争いの渦中にいる。同メディアによれば「ジェノアでのバッラルディーニの時代は終わりを告げようとしている」とし、後任としてシェフチェンコ氏の名前が挙がった。クラブは3年契約、あるいはオプション付きの2年契約を準備していると伝えられている。

同氏は現役時代にディナモ・キエフやACミランなどで活躍。セリエAと欧州チャンピオンズリーグ(CL)ではそれぞれ2度の得点王を獲得し、04年にはバロンドールを受賞。世界にその名前をとどろかせた。12年に現役を引退し、16年から母国ウクライナの代表監督に就任。今夏の欧州選手権(ユーロ2020)ではベスト8に導き、大会後に指揮官の座を退任していた。慣れ親しんだイタリアの地で、新たなステージが待っているかもしれない。