レアル・マドリードが20日にクラブ会員総会を実施し、フロレンティーノ・ペレス会長が欧州スーパーリーグ創設構想が頓挫した件で欧州サッカー連盟(UEFA)を“口撃”した。

フロレンティーノ・ペレス会長はクラブ会員総会の冒頭のスピーチでUEFAによって欧州スーパーリーグ創設構想が頓挫したことについて、「UEFAのあらゆる圧力と脅迫が極限に達したことにより、12クラブ中9クラブが欧州スーパーリーグ創設プロジェクトからの撤退を公言することになった」とUEFAの行動を非難した。

一方で「それらの脅しや圧力は、欧州チャンピオンズリーグ(全身の欧州チャンピオンズカップ含む)に合計で20回優勝している歴史ある3クラブに影響を与えることは全くなかった。そのうち2つはクラブ会員が100%所有しているRマドリードとバルセロナであり、もう1つは100年前から同じファミリーが所有しているユベントスだ」とUEFAに屈しなかったことを強調した。

続けて「UEFAはRマドリードが何者かを思い出す必要があるだろう。Rマドリードは1902年の創設以降、サッカー界で最も成功を収めてきたクラブであり、長年に渡りサッカー界で必要な全ての革新に関わり、サッカーの伝統を見守ってきた。そして世界7カ国の連盟とともに、1904年に国際サッカー連盟(FIFA)の設立に参加した唯一のクラブであり、1955年にはレキップ紙とともにチャンピオンズカップ創設のプロモーターを務めた」と過去の実績を訴えた。(高橋智行通信員)