マンチェスター・ユナイテッドが3-2で、日本代表DF冨安健洋(23)が所属するアーセナルに競り勝った。

マンチェスターUは、暫定監督に就任することが決定しているラルフ・ラングニック氏(63)もスタンドから見守る中、ポルトガル代表クリスティアノ・ロナウド(36)が大活躍した。

1-1の後半7分にラッシュフォードの右クロスに右足を合わせて勝ち越しゴール。再び同点とされた後の同25分にはフレッジが倒されて得たPKを、ゴール真ん中の高い位置に自信を持って蹴り込んだ。

最初のゴールは、クラブと代表を合わせたロナウドの公式戦通算800点目。その後、もう1ゴールを加えて801点に記録を伸ばした。

ロナウドは試合後、自身のインスタグラムに「我々の心はすでに次の試合に向けられている。(勝利を)祝っている時間はない。今日の勝利はチームが調子を取り戻すための重要なものだったが、まだ先は長い」などと記し、最後にサポーターへの感謝の言葉もつづった。

ロナウドは1-1で引き分けた前節チェルシーではベンチスタートとなり、地元メディアを中心に「高いインテンシティ(強度)が求められるラングニック氏のプレス戦術の中で、守備をしないロナウドは起用されないのでは?」という臆測も流れている。だがこの日の2ゴールは、ラングニック氏への猛烈アピールになったはずだ。