パリ・サンジェルマンがFWキリアン・エムバペ(23)の契約延長に向けて再び動いていると、フランスのテレビ局TF1のサッカー番組「テレフット」が、14日に報じている。

契約が今年6月30日までのエムバペはこれまで契約延長を拒み続け、来季移籍金なしでのレアル・マドリード移籍が濃厚と伝えられている。そんな中、同メディアは、パリ・サンジェルマンが新たに短期の契約延長で、選手の関係者と交渉を行っていると伝えた。

パリ・サンジェルマンは話し合いの場で1、2年の短期延長の条件を提示しているが、エムバペがパリでの生活に満足していること、そして今季希望していたリーダー的な役割を担うようになっていることを考慮し、交渉成立に向け楽観的であるという。しかしエムバペは現在シーズンに集中しているため、来季の去就について今季終了まで決めるつもりはないとのことだ。

一方、レアル・マドリードはこの報道を受けながらも、エムバペが来季加入の約束を履行すると確信していると、スペイン紙アスが報じている。

エムバペは欧州チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦でレアル・マドリードとの対戦を控えており、2月15日にホームで行われる第1戦、3月9日のアウェーでの第2戦はともに大きな注目を集めることになるだろう。(高橋智行通信員)