今年11月21日に開幕する22年ワールドカップ(W杯)カタール大会のチケット申し込みが19日から始まった。

第1回申込期間は2月8日午後1時(日本時間同日午後7時)まで。ファンはさまざまなプランの中から好きなプランで申し込みができ、規定の人数以上に人気が集中した試合については抽選が行われる。

第1回申し込みについては先着順は適用されず、抽選になった場合も申込時期にかかわらずランダムに当選者が選ばれる。

チケット価格は過去のW杯同様、地元ファンが最優先され、カタール居住者は40カタールリヤル(約1260円)からチケットが購入できる。

W杯実行委員会CEOのナセル・アルカテル氏は「中東、そしてアラブ世界で初めてのW杯は桁外れのイベントになります。世界中のファンがサッカーへの情熱を分かち合い、新たな文化を経験し、この国、そして地域が提供するすべてのものを楽しむ。カタールと関係者一同はそれを待ち切れない思いです」とコメントした。

また国際サッカー連盟(FIFA)のファトマ・サモウラ事務総長も「本日、申し込み開始となった多彩なチケット購入プランは、FIFAが掲げる『美しいサッカーをできるだけ多くの世界中のファンに届ける』という目標が反映されたものです。W杯は、最高のスタジアムでのサッカーを通じ、地域の豊かな文化と歴史が体験できるお祭り。このW杯に異なる文化を持った人々を招待できることを楽しみにしています」などと話した。

 

チケット購入プランは次の通り。

 

1、個別チケット=試合ごとのチケット。開幕戦から決勝戦まで申し込める。

 

2、特定チームチケット=1次リーグ初戦から、お目当てのチームに特化したチケット。

 

3、4スタジアムチケット=4つの異なるスタジアムでの試合が見られるチケット。

 

4、アクセシビリティチケット=体の不自由なファンに向けたチケット。

 

ファンは1試合6枚まで、大会全体で60枚までチケットを購入することができる(枚数は「1つの住所につき」となっており、同じ住所のファンがそれぞれ60枚ずつ購入することはできない)。

1~3については、2月8日の第1回申込期間が終了した後、抽選が当選したかどうかにかかわらず、メールで結果が通知される。

またW杯本大会の組み合わせ抽選(4月1日)までに、第2回チケット申し込みが予定されており、こちらは先着順となる。詳細は後日発表される。