セレッソ大阪から今冬に期限付き移籍したオーステンデMF坂元達裕(25)が、ホームのアントワープ戦でデビューし、いきなりアシストを記録した。

左MFで先発した坂元は、後半3分にショートコーナーからパスを受け、得意のドリブルと切り返しで相手を置き去りにし、低めの左クロスでDFメドレーの先制点をアシストした。背番号18の坂元を中心に歓喜の輪が広がった。

C大阪では右の2列目を担っていたレフティーは、欧州初挑戦となったデビュー戦でも気後れせず、自身の武器をアピールした。試合にはフル出場も、その後の2失点で逆転負けし、チームは2連敗。この日終了時点で18チーム中15位。

坂元は6月末までの期限付き移籍だが、その後はオーステンデが完全移籍に移行できる権利を持つ。日本代表定着を狙う25歳は、今回の移籍決定時には「挑戦するからには後悔しない活躍をする。ここから一回りも、二回りも成長した姿を見せられるように頑張る」とコメントしていた。

アントワープのMF三好康児(24)は後半開始から途中出場し、1-1で迎えた同25分に右クロスで勝ち越し点をアシスト。日本選手2人がアシストの応酬で盛り上げた。