マジョルカの日本代表MF久保建英(20)がビルバオ戦で決勝のオウンゴールを誘発し、3-2の勝利に貢献した。
2-2の後半43分、左ショートコーナーの流れから久保が中央にパスを入れ、自らもゴール前へ。そこへボールがこぼれ、すかさず左足でシュート。これがポストを直撃し、跳ね返りがGKに当たってゴールへ吸い込まれた(記録はGKのオウンゴール)。
以下、久保の試合後の一問一答
-試合内容について
久保 「最終的にとても苦しんだ試合でしたが、僕たちは良いプレーができていたので、あそこまで苦しむ必要はなかったと思います。サッカーは時に残酷なもので(後半14分からの)わずか2分間で2失点してしまいました。でも監督が言っていたように信じ続ければ実を結びますし、与えれば報われます」
-ゴール後のパフォーマンスは?
久保 「あまりゴールを決めていないのでゴールを決めると興奮し過ぎて、ときどき頭が真っ白になってしまう。スタンドにジャンプしようとしましたが高すぎました」
-ゴールについて
久保 「最後のシュートは監督にあそこにいるようにここ数カ月言われていたことですし、プレーを続けゴールを決めることができました」
-今季のパフォーマンスに満足しているか?
久保 「今はもちろん満足していますが、もっと改善できると思っています。自分のプレーを進化させることでより多くのものをチームに与えることができる。もっとチームに貢献しないといけないですし、それができると分かっているので、ピッチで見せていきたい」
-サポーターについては?
久保 「今日は月曜日の夜で皆さん仕事がある。明日も仕事があるにもかかわらず、サポーターの応援を大いに感じることができました。彼らを身近に感じ、勝利することができました」
-失点について
久保 「今日の失点をまだ見ていないので、休み明けに見ることになりますが、具体的に改善できると思います。でも重要なのは2失点してから僕たちが落ち込むことなくプレーを続けたことですし、あのように運がありました」
-ゴールのプレー
久保 「まずCKでボールを受けた時にダニ・ロドリゲスがフリーでいるのが見えたので、そこに出せば何かしてくれると思いました。監督からセカンドボールを狙うように指示がありましたし、あそこにいたらたまたまこぼれてきて、ちょっとムリキが寄ってきたので見えづらかったですが、蹴ったら入ったという感じです」
-ゴールを決めた心境は?
久保 「うれしいです。なんかオウンゴールみたいになっていましたが、あれは俺のゴールなのでしっかりともらっておきます」
(高橋智行通信員)