バイエルン・ミュンヘンのユリアン・ナーゲルスマン監督(34)が、自身のインスタグラムに450通もの殺害予告が寄せられたことを明かした。複数の欧州メディアが報じた。

Bミュンヘンは12日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ビリャレアル戦第2戦で1-1と引き分け、2戦合計1-2で敗退が決まった。

ナーゲルスマン監督は「私はいつも多方面から批判を受ける。それは普通だし、対処してきた。でもインスタグラムに450もの殺害予告が寄せられたら、事は簡単ではない」

「人々が私を殺したいというのならまだ分かる。しかし彼らはサッカーのことを何も知らない母まで攻撃しようとする」

「私には理解できない。彼らはテレビを消したとたんに品性を失ってしまうようだ。にもかかわらず彼ら自身は正しいと思っている。本当に狂ってる」などと説明し、家族にまで影響が出ていることを明かした。

ナーゲルスマン監督は法的手段に訴えるつもりはないか? と聞かれると「そう思ったことはない。勝とうが負けようが、毎試合のように(殺害予告が)来るから」と話し、「3バックで戦った時の方が4バックの時よりも来る。そして負けるともう少し多くなる」と付け加えた。

欧州CLでは敗退したとはいえ、Bミュンヘンはブンデスリーガ10連覇に近づいている。10連覇を決めればファンの留飲は下がるのだろうか。