日本代表MF久保建英(20)の所属するマジョルカは、アウェーでエルチェに0-3と完敗した。

久保は元日本代表指揮官のアギーレ監督が就任して以来、3戦連続でスタメンから外れた。

この試合前の31節終了時点で、降格圏が1つ後ろに迫る17位(勝ち点29)のマジョルカにとって、15位(勝ち点32)のエルチェからは勝ち点を確実に挙げたい相手だった。

だが前節で強豪アトレチコ・マドリードに1-0と勝利した勢いはなく、後半42分に先取点を奪われた。ゴール前に押し込まれると、オーバーラップしたDFモヒカに左サイドからシュートを決められた。

1点を追う展開となったマジョルカは、後半開始から右の2列目に久保。左の2列目にMF李康仁(イ・ガンイン)を投入した。

久保は後半10分、右サイドから切れ味鋭いワンツーでゴール前へ入り込み、すかさず右足でシュート。惜しくもボールはゴール枠を外れた。

後半13分、エルチェに追加点を奪われた。FKからDFビガスに頭で押し込まれ、2点のビハインドとなった。

後半36分、相手ロングボールからGKが処理したところ、ボールの跳ね返りがイ・ガンインに当たってゴールイン。不運なオウンゴールによる失点で0-3となり、これで勝負は決した。

久保は巧みなボールタッチで好機をつくり出そうとしたが、引いて守る相手のブロックを崩し切れない。後半43分には左足でゴール右へシュートを放ったが、GKのファインセーブに遭い、今季2点目はならなかった。

マジョルカは勝ち点を伸ばせず、18位(勝ち点28)カディスの結果次第(対バルセロナ)で降格圏へと後退する。