レアル・マドリードがチェルシーのドイツ代表DFアントニオ・リュディガー(29)を再び獲得候補に挙げているとスペイン紙マルカが22日に報じた。Rマドリードは数カ月前から、今季終了後に契約が満了するため移籍ゼロでの獲得が可能となるリュディガーの動向を追っていたが、これまで希望する年俸が1200万ユーロ(約15億6000万円)と非常に高額だったため契約をあきらめていた。しかし最近、リュディガー側が希望額を下げたことにより、Rマドリードの獲得条件を満たしているという。

また、アンチェロッティ監督は1週間前にフロレンティーノ・ペレス会長と会談を行い、パリ・サンジェルマンのフランス代表FWエムバペやドルトムントのノルウェー代表FWハーランドのようなワールドクラスの選手たちの獲得とは別に、数ポジションの補強が必要であることを話したという。

イタリア人指揮官はミリトン、アラバ、ナチョで構成されるセンターバック陣が欧州最高の1つと考えてはいるものの、さらなる飛躍を求め、リュディガー獲得を要請したと同紙は伝えている。

リュディガーは今月行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でRマドリードと対戦した際、敗退したものの特にアウェーの第2戦ではゴールも決め高い評価を受けていた。(高橋智行通信員)