今季終了後の去就が注目されているウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライス(23)が、クラブからの3度目の契約延長オファーを断った。英ガーディアン紙電子版が22日に報じた。

3度目のオファーは、ライスに週給20万ポンド(約3430万円)を提案しており、これはクラブ史上最高額だという。

ライスの現契約は24年6月までで、クラブ側が1年の契約延長オプションを有している。ウェストハムは今夏、同MFを売却する意思はなく、本人もそれは理解しているもようだ。

ウェストハムのモイズ監督は今月に入り「(ライスの移籍金は)最低でも1億5000万ポンド(約257億円)。だが(クラブは)彼を売りに出してはいない。今、分かるのは、彼の獲得を検討するのは特定のクラブだけということだ」と話していた。

獲得に興味を持っているマンチェスター・ユナイテッドは1億5000万ポンドもの移籍金を支払うつもりはなく、チェルシーは新たなオーナーが決まるまでは、どう動くかは未定。マンチェスター・シティーは、同じく高額なノルウェー代表FWハーランドを獲得できた場合、ライス獲得のための移籍金は支払えないとみられる。