ベルギー1部シントトロイデンの元日本代表MF香川真司(33)が、W杯カタール大会(11月開幕)で初戦の重要性を説いた。26日、大阪・舞洲にある古巣C大阪の練習場で、帰国後初めて取材対応。ドイツ、スペインと同組になった日本の戦い方を分析した。

「いいグループに入ったと思うし、ドイツとの開幕戦(11月23日)じゃないですか。全ては。どれだけフルで全てを持っていけるか。(大会まで)半年前ということで、1番大事な時期に入っていると思う」

W杯は14年ブラジル大会、18年ロシア大会に出場。19年6月の招集を最後に代表から遠ざかっているが、3大会連続出場への思いを問われるとコンディションの重要性を強調した。

「勢いを持って(新シーズンに)入っていきたいので、スタートダッシュを成功したい。プレシーズンを含め、7月の(ベルギーリーグ)開幕に照準を置いています。より(チームの)中心となる確信を得ていますし、(ベルギーは)組織的には感じないので、個人のアピールがしやすい」

将来的なC大阪復帰については「次のシーズンしか考えていない。先は分からない」。C大阪で調整し6月に再渡欧する予定。33歳になった香川が完全復活し再び世界の大舞台を目指す。【益子浩一】