来季欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権のある4位を争うトットナムとアーセナルが、6万2027人の観衆を集めた「ノースロンドン・ダービー」で直接対決。トットナムがイングランド代表FWケーンの2得点、韓国代表FW孫興民のゴールで快勝した。

アーセナルDF冨安健洋は左サイドバックで先発し、途中センターバックにも回りながらフル出場した。

トットナムは前半22分、孫興民がもらったPKをケーンがきっちりゴール右に決めて先制。同33分に相手DFホールディングが2枚目のイエローカードで退場となると、より試合を優位に進めた。

同37分には孫興民の右CKをMFベンタンクールが頭でつなぎ、これに飛び込んだケーンがヘディングでこの日2点目のゴールをマークした。

トットナムは後半立ち上がりにもゴール前のケーンのポストプレーから、こぼれ球を孫興民が右足で押し込んで決定的な3点目を挙げた。

試合はそのまま3-0で終了。5位トットナムは勝ち点を65に伸ばし、残り2試合で4位アーセナルに勝ち点1差に迫った。

ケーンはノースロンドン・ダービー17戦で13ゴール。この日もアーセナルを相手に無類の強さを示した。

トットナム・コンテ監督は「今日のような絶対に勝たなければならない試合は難しいものだ。その重圧のかかる試合で3-0で勝利したことは我々にとっても、ファンにとっても良かった。素晴らしい雰囲気をつくってくれたファンに感謝したい。日曜日の試合(バーンリー戦)でもこの雰囲気が必要だ。この中でなら選手は120%、いや200%の力が出せる」などと喜んだ。