ジョゼ・モウリーニョ監督(59)率いるローマが25日、初代欧州カンファレンスリーグ王者の座をかけて、フェイエノールト(オランダ)と決勝戦を戦う。

モウリーニョ監督はポルトとインテル・ミラノで欧州チャンピオンズリーグ(CL)を、マンチェスター・ユナイテッドで欧州リーグを制しており、25日の試合に勝てば史上初の「欧州カップ戦3冠」となる。

かつて自身のことを「スペシャル・ワンだ」と言い放ったモウリーニョ監督は、報道陣から「(これまでの欧州カップ戦決勝同様)またスペシャルなプレーを選手たちに披露させるのか?」と「スペシャル・ワン」にちなんだ質問を受けた。

すると同監督は「自分のことを『スペシャル・ワン』と言ったのは昔の話だ。自分自身が成熟して精神的に安定してきたら、自分のことよりも他人について考えるようになる」と、かつての尊大な自分はいないと説明。その上で「他の監督たちがやっているように、チームを勝たせるために力を尽くす。自分は魔法のような瞬間というのは信じない。個人の力で勝つことはできない。チームの、選手たち、スタッフたちの力が必要なんだ」などと話した。

モウリーニョ監督は欧州カンファレンスリーグについて「今大会は我々にとっての欧州CL。我々のクラブは何年もそういう舞台に到達していない」

「我々はまだ何も勝ち取っていない。本当に優勝したい」と意気込みを示した。