レアル・マドリードのセルビア代表FWルカ・ヨビッチ(24)が来季、ヘタフェに期限付き移籍する可能性が出てきた。スペイン紙アスが4日に報じている。

ヨビッチは19年夏に移籍金6300万ユーロ(約88億2000万円)でアイントラハト・フランクフルトから鳴り物入りでRマドリードに入団。ベンゼマのバックアップとしての役割が求められたものの、ここまで全くその期待に応えられておらず、今季はアンチェロッティ監督指揮下でほぼ戦力外となり、公式戦19試合551分出場、1得点2アシストという低調ぶりだった。

そんな中、ヘタフェは今年1月にRマドリードから期限付き移籍で加入したスペイン人FWマジョラルを気に入っており、Rマドリードに完全移籍で獲得したい旨を伝えたという。

一方、Rマドリードはアンチェロッティ監督が今夏のプレシーズンでマジョラルをテストすることを考えているため、その代わりとしてヨビッチの期限付き移籍を提案したと同紙は伝えている。

これにより現在、両クラブは交渉を開始しており、1年間の期限付き移籍で話が進んでいるが、税込1000万ユーロ(約14億円)という高額な年俸が大きな障害になっているとのこと。ヘタフェはこれほど高額な給料を払うことはできないため、Rマドリードが年俸の大部分を負担した場合のみ、この交渉が成立すると同紙は伝えている。(高橋智行通信員)