22年ワールドカップ(W杯)カタール大会(11月21日開幕)1次リーグで日本と同組のドイツが、1-1でハンガリーと引き分けた。

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ドイツは格下相手に消化不良の引き分けとなった。開始6分に失点したが、すぐに前半9分、ロングパスに反応したFWホフマン(ボルシアMG)がGKの鼻先でトラップし、無人のゴールに流し込み同点とした。スピードあふれる機動力を武器とするホフマンは2試合連続のゴール(代表通算13試合2得点)だった。

そのホフマンは後半27分に縦パスから抜け出したが、左前方を走るFWウェルナーへのパスを選択したところ、相手選手にカットされた。スピード感ある攻撃を披露した一方で、ここぞの場面で決め手を欠いた。ドイツのボール保持率65%。大きく上回りながら枠内シュートはわずかに1本。今大会これで3試合すべて1得点の計3得点。思うようにゴールが奪えていない現実が浮き彫りとなった。

今大会3戦未勝利となったフリック監督は「自信を持って前進できず、ミスも多過ぎた。満足できる結果ではない」と悔しげ。パスミスからカウンターを食らう場面があり、3バックの両脇を突かれた。前半終了間際に右足一本でのスーパーセーブを披露したGKノイアーは「僕たちは進化の途中にあり、W杯に向けて準備を進めている」と前向きに話した。ドイツの次戦は14日、ホームでイタリアと対戦する。