スペイン2部ウエスカは18日、日本代表MF橋本拳人(28)の加入を発表した。契約は今季終了までの1年間。クラブ史上、岡崎慎司に次ぐ2人目の日本人選手となった。

橋本は20年夏に4年契約でロストフ(ロシア)に入団した。しかしロシアがウクライナに侵攻。国際サッカー連盟(FIFA)の特別措置により、定められている期間外での移籍が可能となったため、今年3月にヴィッセル神戸へ加入した。

橋本は神戸のオフィシャルサイトを通じ、ウエスカ移籍について「夢であった海外挑戦がさまざまな事情で難しくなっていましたが、今回、改めてオファーを頂き、自分と向き合った結果、移籍の決断をさせていただきました」などとコメントした。

ウエスカの地元紙エラルドによると、橋本は現在の例外的な状況が収束した場合、今季終了後にロストフへ戻る必要があるという。

橋本は日本代表として19年3月のデビュー以降、13試合に出場。19日に開幕する東アジアE-1選手権のメンバーに選ばれているため、同大会終了後にウエスカに合流し、入団発表を行う予定になっている。

ウエスカは昨季スペイン2部で13勝15分け14敗の13位。今季、2季ぶりの1部復帰を目指す。(高橋智行通信員)