8日の欧州リーグ1次リーグ、マンチェスター・ユナイテッド戦に1-0で勝利したレアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(21)に対し、地元のエル・ディアリオ・バスコ紙が高い評価を与えた。

この試合で久保は公式戦2試合ぶりに先発。2トップの左でプレーした。前半は苦しんだが、後半12分に右サイドの深い位置からシルバにマイナスのパス。シルバのシュートが相手DFリサンドロ・マルティネスの手に当たり、RソシエダードがPKを獲得。これをブライス・メンデスが決めて決勝点を挙げた。

エル・ディアリオ・バスコ紙は久保について「後半立ち上がりに見せた左サイドでの2つのプレーが、ハーフタイム後にマンチェスターUがプレッシャーをかけようと試みた試合のシナリオを変えた。縦への推進力やクロスの質の高さを示し、ボールがない時の献身的な姿勢が素晴らしかった。また後半18分に強烈なシュートでゴールを決めるところだった」と評価。採点で5点(5点満点)をつけた。

また同紙はクリスティアノ・ロナウドを無得点に抑えたセンターバックのパチェコに通常はない“6点”をつけた。久保以外にもエルストンド、アイエン・ムニョス、スビメンディ、ミケル・メリーノ、ブライス・メンデス、シルバと6人もの5点が出た。

Rソシエダードはこの後、11日のスペインリーグ第5節で久保の古巣ヘタフェとアウェーで対戦する。(高橋智行通信員)