レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督(63)が1日、オサスナ戦に向けた前日会見に出席。先月6日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ・セルティック戦で右足大腿(だいたい)部を負傷したフランス代表FWベンゼマについて、先発を明言した。スペイン・マルカ紙電子版が報じた。

同監督は「(ベンゼマの)体調はとてもいいので、明日の試合に先発する予定だ。この1週間、全体練習に参加していた。しっかりと回復できており、フィジカルコンディションは万全だ」と説明した。ベンゼマは公式戦3試合、フランス代表として2試合の欠場を余儀なくされていた。

一方、9月下旬の代表戦で負傷したクロアチア代表MFモドリッチについては「月曜日(3日)に練習を開始し、様子を見るつもりだ。そこまで深刻なものではないが、水曜日の試合(欧州CLシャフタル・ドネツク戦)に向けて回復がギリギリになるので、もし出られないようなら、来週末(スペインリーグ・ヘタフェ戦)に出場することになるだろう」と話した。

10月は公式戦9試合を戦う過密日程となる。アンチェロッティ監督は「我々は今、非常に重要な時期にいる。短期間でスペインリーグや欧州CLと、多くの試合があるから。3日おきに試合があるので、我々にはローテーションが重要になる」と述べ、試合ごとに先発メンバーを入れ替えることを示唆した。(高橋智行通信員)