スペイン1部のアトレティコ・マドリードは10日、バルセロナからフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン(31)を完全移籍で獲得したことを発表した。26年までの契約となる。英BBCによると、グリーズマンは19年に1億800万ポンド(約174億円)でバルセロナでは、史上6番目に高額な選手となった。

昨季開幕から2年間の期限付きでAマドリードに復帰。今季は11試合に出場して3得点2アシストを記録しているが、そのうち先発出場は3試合のみとなっている。グリーズマンのレンタル契約には、50%以上の試合で45分以上プレーした場合、Aマドリードが4000万ユーロ(約56億5000万円)で買い取ることを義務付ける条項があった。これに対し、Aマドリードのシメオネ監督は今季、同条項が発動されないよう、11試合中8試合でグリーズマンを60分以降に交代要員として起用した。両クラブの駆け引きの中、複数のメディアによると2000万ユーロ(約28億2500万円)程度での移籍金で合意したという。