アーセナルから期限付きでセリエAのモンツァに移籍しプレーしているDFパブロ・マリ(29)がイタリアで刺され、病院に収容される事件が起きた。ESPN電子版が報じた。けがは深刻なものではなく、命に別条はないもよう。

27日にミラノ近郊のショッピングセンターで5人が刺される事件が起き、マリが被害者の1人になったという。マリは軽傷で済んだが、被害者のうち1人は死亡したもようだ。

アーセナルは「期限付き移籍中の我々のセンターバック、パブロ・マリを含む何人もの人々が病院へ搬送された、イタリアでの恐ろしい刺傷事件について聞き、我々はショックを受けている」

「我々はパブロの代理人と連絡を取り、マリが入院中で、けがは深刻ではないと確認した」

「我々の思いはパブロ、そして恐ろしい事件の被害者とともにある」などと声明を発表した。

アーセナルのアルテタ監督は0-2で敗れた欧州リーグのPSV戦後にマリについて聞かれ「今知ったところだ。(テクニカル・ディレクターの)エドゥーが家族と連絡を取っている。マリは入院しているが、大丈夫のようだ。だが選手たちに説明しようと思う。彼(マリ)と連絡を密にしたいし、彼が無事でいることを祈っている」などと話した。

モンツァのガリアーニCEOがマリの状態について詳細を報告。「パブロ・マリは背中にかなり深い傷を負ったが、幸運にも肺などの生死に関わるような臓器には到達していなかった。命に別条はなく、回復は早いだろう」と話した。

警察は46歳のイタリア人男性を逮捕。刺された5人のうち、スーパーマーケットの従業員が病院へ搬送される途中で死亡。マリ以外の残り3人も重体だという。