レアル・マドリードがパルメイラスのU-20ブラジル代表FWエンドリッキ(16)と契約を結んだことを15日に公式サイトで発表した。

エンドリッキはその才能によりブラジルサッカー界の将来を嘱望される選手。パリ・サンジェルマン、チェルシー、バルセロナなどといった欧州の名だたる強豪が狙っていたが、最終的にRマドリードが熾烈な獲得レースを勝ち抜くことになった。

FIFA(国際サッカー連盟)の規定により、実際にRマドリードにやって来るのは国外移籍が認められる18歳の誕生日を迎える24年7月となり、それまでは引き続きパルメイラスでプレーする予定になっている。

スペイン紙アスによると、エンドリッキの移籍金は3500万ユーロ(約50億7500万円)プラス出来高2500万ユーロ(約36億2500万円)となり、最大で契約解除金として設定されている6000万ユーロ(約87億円)に達するとのことだ。

エンドリッキはパルメイラスの下部組織育ちで、16歳2カ月15日で同クラブのトップチーム最年少デビューを飾ると、さらに16歳3カ月4日で最年少得点記録を樹立。ここまでトップチームでわずか7試合の出場ながら3得点1アシストを記録し、得点力の高さを発揮している。さらに先日、来年1月から2月にかけて開催されるU-20南米選手権に臨むU-20ブラジル代表に初招集されていた。(高橋智行通信員)