マンチェスター・シティーのジョゼップ・グアルディオラ監督(52)は選手たちに、最近のパフォーマンスを改善しない限りプレミアリーグ首位アーセナルに追いつく可能性は「ゼロだ」と警告した。ESPN電子版が21日、報じた。

マンチェスターCはプレミアリーグ直近6試合で勝ち点8を失い、消化試合が1試合少ないアーセナルに勝ち点5差をつけられている。

そのアーセナルは22日にシティーのライバルであるマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。チームにとって差を縮めるチャンスか? と聞かれたグアルディオラ監督は「自分たちの調子が上がらない限り、それは重要ではない」と主張した。

同監督は「たとえアーセナルがユナイテッドに負けたとしても、このままではウチはアーセナルには勝てないし、追いつくこともできない。自分たちを変えなければならない」。

「アーセナルとは勝ち点25差ではなく、彼らはまだそこにいる。そしてまだ勝ち点57点分の試合が残っている。しかし(今季優勝できる可能性は)今のままならチャンスはない」

「FA杯もあるし、チャンピオンズリーグもあるし、来季もある。でもクラブは何か反応しないといけない」などと話した。

マンチェスターCは22日にウルバーハンプトンと対戦する。グアルディオラ監督は試合に向け「私は選手時代、スペインで4連覇を果たした。しかし(その後、時間のあいた)5度目の優勝はまた違ったものだったし、6度目も違った。(優勝できない間)飢えが足りなかったんだ。キャビアを食べ過ぎた」と、頂点に立つにはハングリーさが不可欠だと強調していた。

その上でかつての自分のアシスタントコーチであるアルテタ監督が率いるアーセナルについては「彼らはすべてを持っている。セットプレーもうまいし、守備の組織力もある。デュエルでの勝ち方、ゴールの祝い方、話し方、抱き合い方、互いを見る目… それがサッカーで、戦術でもある。そして今の我々にはそれがない」と話した。