フランス1部パリ・サンジェルマンの同国代表DFプレスネル・キンペンベ(27)は、同僚の同国代表FWキリアン・エムバペが自分に代わって副キャプテンを務めるというクラブの決定について知らされていなかった。

自ら明かした。

エムバペは23日に行われたフランス杯10回戦のペイ・ド・カッセル戦でキャプテンマークを巻き、5ゴールを挙げて7-0の大勝に貢献した。本来の主将であるDFマルキーニョスが欠場し、これまでそういった場合には副将のキンペンベがゲームキャプテンを務めてきた。

この日はキンペンベもケガでメンバーを外れており、エムバペがキャプテンマークを巻くのは自然なことだった。だが試合後、ガルティエ監督がエムバペが正式に副キャプテンになったと明言。これについてキンペンベは驚きを隠せなかった。

インスタグラムに「この数時間、私は自分自身について多くのことを聞いたり読んだりした。私は虚偽の情報を広め続けることを避けるため、物事を明確にしたい」

「この(エムバペが自分に代わって副将になるという)決定について私は知らされていない。これは完全に間違っている」などと書き込んだ。

だが同DFはクラブの決定に異を唱えるつもりはなく「とはいえ、私は常にクラブの決断を尊重するつもりだ」と記した。

キンペンベは今季、ふくらはぎ、太もも裏、アキレス腱(けん)の問題を抱えながら、全公式戦でわずか11試合の出場にとどまっている。そんな部分が指揮官に副将交代を決断させたのかもしれない。