【マドリード(スペイン)29日(日本時間30日)=高橋智行通信員】レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(21)は、アウェーで行われた古巣レアル・マドリード戦にフル出場した。試合は0-0で引き分けた。

久保は後半16分にペナルティーエリア内からシュートを打つが惜しくも相手GKクルトワにセーブされ、同25分に右サイドを突破してグラウンダーのクロスを入れたが、ナバロのシュートはクルトワにキャッチされた。久保はチーム最多の枠内シュート2本を放ったが無得点だった。

以下、Rソシエダード・アルグアシル監督の試合後会見一問一答。

-引き分けについて

アルグアシル監督「この勝ち点1はほぼ勝利したように感じられるものであり、ここで勝ち点1を獲得できることは非常に大きな価値がある。苦しんだ局面もあったが、我々は素晴らしい試合をやり、チャンスも作っていた。我々は欠場者を多数抱え、さらに何人かがフィジカル面に問題のある中、Rマドリードと対戦するためここにやって来たが、我々は非常に良く戦ったと思う。私は満足しているし、誇りを感じている」

-久保について

アルグアシル監督「100%の状態ではないが、他の選手同様とても良かったし驚異的だった。3週間練習ができておらず、実質的に試合を戦っているだけなので、これ以上多くを望むことはできない。今日はあと1歩でゴールを決めるところだったので残念だ。また守備で素晴らしい仕事をしてくれた。私は彼の前半戦のパフォーマンスにとても満足している。この後、痛みを抱えている大腿(だいたい)四頭筋が早く回復し、彼の素晴らしい姿が見られることを願っている。タケは本当に多くの才能を備えている」

-シーズン前半戦の評価について

アルグアシル監督「このチームがスペインリーグや欧州リーグ、さらに3日前、バルセロナ相手に1人少ない状態で戦い敗退した国王杯でやってきたことは本当に並外れていた。それがシーズンの最後まで続くことを願う」