スター軍団のパリ・サンジェルマンは、メッシ、ネイマール、エムバペがそろって先発も、ワールドカップ(W杯)日本代表MF伊東純也(29)が先発したスタッド・ランスに土壇場で追いつかれ、痛いドローとなった。

W杯カタール大会後、リーグ戦で初めてアルゼンチン代表FWメッシ、フランス代表FWエムバペ、ブラジル代表FWネイマールがそろって先発した。中国の旧正月を記念し、ユニホームの背中には中国語で名前が刻まれていた。

後半6分、パリ・サンジェルマンはネイマールの得点で先制。ネイマールは今季12得点で得点ランク1位のエムバペに1差に迫った。しかし、直後の後半10分、パリ・サンジェルマンは途中出場のMFベラッティが、Sランスの伊東に足裏でタックルし一発退場。10人で戦うことになった。

10人でもDFセルヒオ・ラモス、ハキミ、メッシらがゴールを脅かすも追加点を奪えず、後半アディショナルタイムの最後の最後で、カウンターを浴び同点に追い付かれた。

パリ・サンジェルマンのガルティエ監督は試合後「自分たちのパフォーマンスに満足することはできない。心配する必要はないが、早く勝利を取り戻し、今よりもずっとチームとしてプレーする必要がある」とし「経験豊富な選手たちがいる中で、95分に失点してしまったことは、勝ち点という点ではダメージが大きい。同時に非常に驚くべきことでもある」と語った。

パリ・サンジェルマンは直近4試合で1勝2敗1分け。首位は走るが、2位RCランスとの勝ち点差は3。2月の欧州チャンピオンズリーグの決勝トーナメント、バイエルン戦に向け暗雲が漂っている。