古巣レアル・マドリード戦に出場した日本代表MF久保建英(21)に対し、スペインメディアの評価は再び高かった。

Rソシエダードは29日、スペインリーグ第19節でレアル・マドリードと対戦し、9人ものけが人を抱える中0-0で引き分けた。MF久保建英は公式戦2試合連続で先発出場し、中盤ダイヤモンド型の4-4-2のトップ下でプレー。前半はRマドリードの守備に苦しんだが、後半に入りポジションを右ウイングに変えてからいい動きを見せ、積極的にゴールを狙いフル出場した。

Rソシエダードの地元紙エル・ディアリオ・バスコはこの日の久保について「デュラセルの電池のウサギ(※電池メーカーのマスコットキャラクター)のように尽きることがなかった。インサイドではレアル・マドリードの強さの前にトップ下で前を向くのに苦労したが、右ウイングでプレーしてから混乱を引き起こした。1対1でその技術の全てを発揮し、敵陣深く切り込んでチャンスを作り、クルトワを何度も試した」と称賛。4日前のバルセロナ戦同様に4点をつけた(最高5点)。チームトップはRマドリードの攻撃を無失点に抑えたレミーロとスベルディアの守備陣で最高の5点だった。

またスペイン紙アスの久保評価は最高の3点、マルカ紙の評価は2点(最高3点)とエル・ディアリオ・バスコ紙同様に高かった。

久保の今季のスペインリーグ成績は16試合(先発14試合)、1168分出場、3得点2アシスト。Rソシエダードはこの後、来月5日の第20節バリャドリード戦でスペインリーグの後半戦をスタートする。(高橋智行通信員)