アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(35)が、2シーズン在籍したパリ・サンジェルマンを退団すると、クリストフ・ガルティエ監督が1日、認めた。ESPN電子版が報じた。

ガルティエ監督は今季リーグ戦最終戦・クレルモン戦へ向けた記者会見に出席。「私はサッカー史上最高の選手を指導する特権を得た。これが本拠地パルク・デ・プランスでの最後の試合となるが、彼が温かい歓迎を受けられることを祈っている」と話し、同FWが今季かぎりで退団することを認めた。

また、同監督は「今年、彼はチームにとって重要な存在で、常にプレーできる状態だった。(彼についての)コメントや批判が正しいとは思わない。彼は常にチームのために存在していた。シーズンを通じて彼と一緒にいられたことは、とても光栄なことだった」と、批判を受けることも多いメッシをかばった。メッシは今季、パリSGの公式戦で21ゴール、20アシストをマークしてチームに貢献した。

メッシはバルセロナの財政問題によって昨季からパリSGでプレー。2シーズンとも優勝を成し遂げたが、同クラブ初となる欧州チャンピオンズリーグ(CL)制覇は達成できなかった。

なお古巣バルセロナのほか、プレミアリーグの強豪、アルヒラル(サウジアラビア)などが移籍先の候補に挙がっている。