バルセロナが今夏新たにマンチェスター・シティーのドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアン(32)を補強の最有力候補に挙げているとスペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が9日に報じた。

当初、アルゼンチン代表FWメッシ復帰に尽力していたが、米国MLSインテル・マイアミ移籍が決まったことで失敗。これを受け、以前より獲得候補のひとりに挙げていたギュンドアンを新たに最優先で考えているとのことだ。

ギュンドアンはバルセロナのシャビ監督がそのクオリティーや経験値の高さ考慮して獲得を望む選手。現時点ではマンチェスター・シティーとの契約が今年6月30日で満了し、来季去就は不透明になっている。そのためバルセロナはフリーでの獲得が可能なギュンドアンに3年契約を提示し、できるだけ早く契約を締結させ、10日開催の欧州チャンピオンズリーグ終了後に正式発表することを希望しているという。

また、同紙によると、ギュンドアンはすでにバルセロナ首脳陣に加入への意思を表明しており、メッシが来なくなったことでサラリーキャップ(選手の契約年数に合わせて分割された移籍金や選手年俸などの限度額)に余裕があるとのことだ。

しかし、マンチェスター・シティーは今季の素晴らしい活躍を評価して契約延長を希望し、さらにパリ・サンジェルマンやプレミアリーグやドイツ、サウジアラビアのクラブが獲得を狙っているとのことなので、今後の動向を追う必要がある。(高橋智行通信員)