サウジアラビア・プロリーグは巨費を投じて外国人の大物選手を獲得し続けている。ポルトガル代表FWロナウド(38)がアルナスルでプレーし、アルイティハドはレアル・マドリードを退団した元フランス代表FWベンゼマ(35)を年俸1億ユーロ(約150億円)以上の3年契約で獲得した。

アルゼンチン代表FWメッシ(35)の獲得に失敗し、クロアチア代表MFモドリッチ(37)へのオファーも断られたようだが、その他にもビッグネームの移籍のうわさは絶えない。

そんな中、欧州サッカー連盟(UEFA)のチェフェリン会長(55)が18日の欧州ネーションズリーグ決勝の舞台となったオランダの公共放送NOSのインタビューに応じ、「サウジアラビアのリーグは欧州サッカーにとって脅威ではない」と語った。

「この状況はサウジアラビアのサッカー界にとっては間違いだと思う。アカデミーに投資し、コーチを連れてきて、自分たちで選手を育成した方がいい」と話した。さらに「キャリアを終えそうになった選手を買い取るのはサッカー界の発展にはつながらない」とし、「中国も同じような間違いを犯した」と付け加えた。

状況は同じではないかもしれないが、確かに中国リーグも2010年代に豊富な資金力で各国の元代表選手を獲得。広州恒大(広州FC)は元イタリア代表監督のリッピ氏や同DFのカンナバロ氏を招くなどで、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を2度制覇した。だが、国内リーグの発展にはつながらず、代表チームもワールドカップ出場は2002年日韓大会を最後に遠ざかっている。

スロベニア出身の同会長は「サウジアラビアでキャリアをスタートしてトップレベルで活躍した選手を教えてほしい」と逆に質問し、「選手はトップクラスの大会で優勝したいと考えます。それは欧州にある」と話していた。