サッカーの第9回FIFA女子ワールドカップ(W杯)に出場する日本代表「なでしこジャパン」は22日、ニュージーランドで1次リーグC組初戦ザンビア戦を迎える。ザンビアのエースで、テストステロン値が高く、欧州メディアでは「性別詐称疑惑」すら報じられるFWバーブラ・バンダ主将(23)は21日までにインスタグラムを更新。練習時の写真とともに「準備はすべての成功ストーリーにとって重要なステップです」とコメントし、好調をアピールした。

FIFAランク77位と11位の日本より格下だが、侮れない。今月7日の親善試合ドイツ戦では、そのバンダの2ゴールなどで、2度のW杯優勝を誇る強豪国に3-2で勝っている。

出発前、なでしこ主将のDF熊谷紗希(32)は「ドイツの選手を相手にあのスピードでぶち抜くところをあらためて見て恐怖を感じた。気を付けたい」と警戒していた。決勝トーナメント進出に向けて大事な初戦。バンダ対策が大きなカギとなりそうだ。