23年女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会準々決勝でなでしこジャパンの前に立ちはだかるスウェーデンのGKゼシラ・ムソビッチ(27=チェルシー)が、決勝トーナメント1回戦・米国戦後の記者会見でイラっとした様子を見せたことが、英BBC記者のツイートによって分かった。

ムソビッチは米国のロッドマンやモーガンらのシュートをことごとくストップ。PK戦でも同GKの威圧感に、米国の選手たちのシュートは枠を外れて飛んでいった。

しかし試合のMVPに選ばれたムソビッチに対し、ブラジル人記者が「バカげた」質問を投げかけたのだという。その記者は「ズラタン・イブラヒモビッチを知っているか?」と質問。ムソビッチは首をかしげ、周りを見回した後、「スウェーデンでは、誰でもズラタンのことを知っている」と答えたという。

このやりとりについてBBCのエマ・スミス記者は「私はこの質問をした記者の2つ隣の席に座っていたが、聞こえてきた言葉が信じられなかった。信じられないようなパフォーマンスと素晴らしい試合・結果の後に本当に無礼な質問だった。この記者会見でムソビッチに聞ける質問は3つだけだったにもかかわらず、そのうちの1つが、こんなくだらないものなんて」とツイートした。

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