フランス1部モナコFW南野拓実(28)が、17日付のフランス紙レキップに紙面1ページのインタビューで特集された。
南野は約1時間、日本語で同紙の記者に経歴、モナコで失敗した1年目(1ゴール3アシスト)、ザルツブルク時代の監督、ヒュッター監督との新シーズンについて語った。
同紙は「第4節で3ゴール3アシストを決めた南野は、8月モナコのリーダーの中心的ピースとして際立った」と紹介した。
南野は、インタビューで「(初めて海外に出たのは)11歳で、チームとの中国遠征だった。この時すでにサッカーのおかげで多文化の環境で過ごすことができると自覚していた。プロになりたいと思っていて、ヨーロッパでプレーするという野心をもう持っていた」。そしてザルツブルク入団時は「プレーのスピードや戦術の緻密さを学んだ。サッカー外のプライベートでは、家族や友達と離れ、ちょっと孤独だった」と振り返った。
モナコでプレーする日本人というプレッシャーはあるかと問われ、南野は「むしろモチベーションととらえている。自分がモナコで美しいことに成功すれば、日本人サッカー選手の次世代に扉を開くことができるから」と答えて「中田英寿、中村俊輔、香川真司や他の選手たちがしたように。自分も彼らのようにしたい。自分がヨーロッパのビッククラブで今日ここにいるのは、彼らの振る舞いのおかげだから」と明かした。
ついに真のタクミ・ミナミノが見られているのか、という質問に対して「少なくとも昨シーズン(1ゴール3アシスト)のタクミよりはいい、と言える。昨シーズンの経験を得て、多くのことを改善した。ポジションチェンジ(ワントップあるいはサイドよりも、むしろ2トップ)があった。私はこの役割の方が、よりやりやすいと感じている。そしてとても重要な要因は、今年、完全な準備ができたこと。昨夏はそれができなかった」と今シーズン好調なスタートを説明した。
チームとのより良い雰囲気について「我々の現在の良い結果は、すばらしい雰囲気をつくっている。ピッチ上で調子がいいので、チームメートたちとの関係もよりよくなっている。自分が好調であることを見せると、チームの信頼を得るので、いいパスも来る。我々は間違いなく良いサークルにいる。昨シーズン、自分にとってもモナコにとってもそのケースではなかった」。
インタビューの最後に、失敗した1年目の後、フランスの観客に自分の価値を証明することは重要か、リベンジを願っているか、と質問されて「もちろんそれを証明したい。(昨シーズン)自分が経験したことで、リベンジの気持ちはある。この気持ちはさらなるモチベーションとなり、自分を成長させてくれる」と意欲を示した。(松本愛香通信員)

