レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英はアウェーのレアル・マドリード戦にフル出場。先制点演出に幻のミドル弾など存在感は抜群だったが、チームは逆転負けを喫した。

先制点は前半5分。右サイドでパスを受けた久保が中央へクロスを送ると、MFバレネチェアがダイレクト。GKに弾かれるもこぼれ球を自ら詰めて押し込んだ。

11分には久保が右サイドからドリブルで内に切り込み、左足ミドルシュート。鋭い弾道でゴール左隅を射抜いた。しかしオフサイドゾーンにいたFWオヤルサバルがよけきれずにボールに当たっており、オフサイドに。鮮やかな追加点に思われたが得点は認められなかった。

続く29分にも同様にカットインからシュートを狙う得意のパターン。しかしこれはGKの好セーブにあい、くやしさをあらわにした。

31分にはふたたびクロスで決定機を演出。MFメリードへピンポイントで合わせたが、メリードのヘディングはGKに弾かれた。

前半はリズムをつかんでリードして折り返したRソシエダードだったが、後半1分にMFバルベルデにミドルシュートを決められて同点に。15分にはFWホセルにヘディングを決められて逆転を許した。

前半で久保がDFフラン・ガルシアとのマッチアップを制したことで、後半はMFクロースと2枚マークを受ける形に。途中からは守備職人DFナチョの徹底マークにあい、打開する場面を見せられなかった。

試合はこのまま終了。久保にとっては存分に見せ場を作っただけに、悔しい敗戦となった。

【動画】久保建英がレアル翻弄 クロース置き去り、カットインからの強烈シュート、決定的パス