バルセロナFWヤマル(16)が19日のジョージア戦に出場したことで、今後スペイン代表でしか出場できなくなったことをスペイン紙スポルト電子版が同日報じた。

ヤマルはスペイン生まれだが、父親がモロッコ出身だったため、これまでどちらかの代表でプレーする権利を保持していた。しかし19日、ホームで行われた欧州選手権予選ジョージア戦に途中出場し、スペイン代表としての通算キャップ数が4に達した。そのためFIFA(国際サッカー連盟)の定める規定により、今後本人が希望したとしても、代表チームをモロッコに変更することは不可能となった。

スペインサッカー界の将来を嘱望されるヤマルは今年9月8日、アウェーで行われた欧州選手権予選ジョージア戦で同国代表として初出場。この時16歳57日で、クラブでチームメイトのガビが樹立した17歳62日を大きく上回るスペイン代表史上の最年少デビュー記録を樹立した。さらにこの試合でゴールを決め、同国史上および欧州選手権予選史上の最年少得点記録も塗り替えている。(高橋智行通信員)