10日に行われたスペインリーグ第16節グラナダ対ビルバオで、観戦に訪れていたサポーターが試合中に亡くなったことにより延期されたことを、スペイン紙アスが報じた。

グラナダのホームスタジアム、ヌエボ・ロス・カルメネスで開催され、前半6分にイニャキ・ウィリアムズのゴールでアウェーのビルバオがリードした。しかしシーズンチケットを保有するサポーターがスタンドで心肺停止という状態に陥り、前半18分に試合が中断。駆けつけたドクターが1時間近く蘇生を試みたものの、その甲斐虚しく息を引き取ったとのことだ。

これを受け、両クラブとスペインリーグが中止で合意。その後、スペインサッカー連盟の競技審査員の決定により、翌11日21時(日本時間22日午前5時)から、中断された前半18分にビルバオ1点リードの状態で再開されることになった。(高橋智行通信員)