名古屋グランパスからポーランド1部レギア・ワルシャワへの移籍が決まった日本代表DF森下龍矢(26)が5日、千葉・成田空港から同国へ出発した。元日の国際親善試合タイ戦に出場した直後の欧州出発となった。

ジュビロ磐田ユースに所属していた高校2年生のころ、ドイツ遠征でボルシアMGの試合を生観戦してから欧州でのプレーを夢見ていた。「まずは欧州の市場に乗りたいと思った」。米MLSからもオファーを受けていたが、ポーランドの名門でのプレーを選んだ。

現在は5位だが、優勝を義務付けられているチームという。3バックで、右のウイングバックにはポーランド代表が在籍している。「各国の代表がいるチームで、そういう環境でできるのはいい。左右どちらも素晴らしい選手がいるので、まずポジション争いから始まる」と気を引き締めた。

今年27歳になる。決して若手と言われる年齢ではない中での獲得は、即戦力としての期待の表れ。明治大からサガン鳥栖、名古屋とステップアップしたことを振り返り「1試合1試合の貢献度や泥くささで、ちょっとずつポジションをつかんできた。でも海外では結果が全て決まる。今までの貢献度を出しつつ、数字も残していかないと」と自らに課した。

昨年9月、日本代表の欧州遠征(ドイツ戦、トルコ戦)メンバーに選出されたが、出場機会がなく、活動が終わった。

なぜ出番がなかったのか自問自答をした。

「最終的には、監督に信頼されるほどのたくましさがなかったと。たくましさをつけるために欧州でプレーして、たくましく成長して、また代表のユニホームを着たい」

初めての異国の地でのプレーだが、コミュニケーションには自信を持つ。チームメートといち早くうち解けるために、海外でも人気がある日本のアニメのコスプレネタも仕込んでいる。「新加入選手のあいさつの時、やろうと思っています」と笑顔で新天地へ飛び立った。