A組で中国(FIFAランキング79位)が開催国で前回王者のカタール(同58位)に0-1で敗れ、3試合連続の無得点で3位に沈んだ。

主力をベンチスタートしたカタールに対し、中国は前半からセットプレーを中心に積極的にゴールを狙ったが、相変わらずの決定力不足。カタールGKアルシーブの堅守もあって無得点で折り返した。

そして迎えた後半21分、カタールは左CKのチャンス。ゴール前でなく、ペナルティーアーク付近へ鋭いボールを送ると、この2分前から出場していた10番を背負うMFアルハイドゥース主将が右足で直接ボレーでたたく。きれいにヒットしたボールはゴール左隅へ一直線に決まった。

あまりにも美しいボレーシュートでカタールが均衡を破った。中国は1点を追い、懸命な反撃を試みたが、このまま0-1で敗れた。

タジキスタンがレバノンに2-1と勝利したため、中国は2分け1敗の勝ち点2となり、3位に転落。決勝トーナメント(16強)進出は他の組の結果次第とはいえ、厳しい状況に立たされた。

セルビア出身のヤンコビッチ監督は試合後の会見で「ここで戦った3試合では多くのチャンスを逃していた。ゴールを決めなければ、勝ち進むことはできない。自分たちの運命はもう自分たち次第ではなく、他の結果に頼らざるを得ない。みんながっかりしている」と意気消沈した。

中国は習近平国家主席が大のサッカー好きで「サッカー大国化」を目指してきた。そんな中、22年にヤンコビッチ監督を招請したが、強くなるどころか、今回のアジア杯でもその成果はまったくみられず。国民からは絶え間なく批判の声が飛び交っている。