バルセロナが来季に向け、ブライトンの日本代表MF三笘薫(26)を獲得候補の1人に挙げているとスペイン紙スポルト電子版が7日に報じた。

同紙によると、バルセロナはシャビ監督が今季限りで退任した後、誰が後任を務めるかに関係なく、すでに来季のチーム編成に取り組んでおり、3人を補強するつもりでいるという。そのうち1人が左ウイングである中、獲得候補として具体的に2人の名前を挙げている。

ターゲットの1人はジローナで今季躍進を遂げている19歳のU-23ブラジル代表FWサビーニョだが、来季のマンチェスター・シティー移籍が濃厚となっている。

もう1人はブライトンで素晴らしい活躍を見せている三笘。しかし、市場価値として見積もられている5000万ユーロ(約77億5000万円)はバルセロナにとって決して安くなく、全く簡単な交渉にはならないという。そのため、実際に獲得に動く場合、期限付き移籍で今季ブライトンに所属しているアンス・ファティをこのオペレーションに加える可能性があるとのことだ。

同紙はバルセロナが三笘を狙う理由として、試合で違いを生み出す特異なドリブラーが数少ないことを挙げている。そしてまた、「優れたドリブラーというだけでなく、ドリブルの卒論を書くほどの研究家でもある」と紹介していた。

ブライトンとの契約を昨年10月に27年まで延長したばかりの三笘は今季、公式戦で3得点6アシストを記録。ドリブルをプレミアリーグで35回(1試合平均2.1回)、欧州リーグで8回(1試合平均1・33回)、成功させている。(高橋智行通信員)