【バルセロナ=高橋智行通信員】日本代表MF久保建英(22)の所属するレアル・ソシエダードがアウェーでバルセロナに敗れ、欧州リーグ出場圏外の7位に後退した。
来季の欧州リーグ出場権を獲得するため、絶対に勝利が必要なRソシエダードは、スビメンディ、スベルディア、ハビ・ガランのレギュラーを欠き、左サイドバックに問題を抱える中、システムを4-3-3から守備的な5-3-2に変更した。久保は2試合連続のベンチスタートとなった。
対するバルセロナは来季のスペイン・スーパーカップに出場するため、Rソシエダード同様に勝たなければいけない状況の中、前線にヤマル、レバンドフスキ、ラフィーニャを並べる4-3-3で戦った。
平日開催が影響しスタンドの空席がやや目立つ中、前半がスタート。最初の決定はRソシエダードに訪れるも、4分にベッカーがペナルティーエリア内から放ったシュートは枠を捉えられなかった。
時間の経過とともにバルセロナがボールをキープし始めるが、相手の堅固な守備を崩せない。一方、Rソシエダードは素早くパスをつないでDF裏を狙い、空いたスペースにベッカーが走り込むも、オフサイドに苦しめられた。
その後、バルセロナが完全に主導権を握り、こう着状態が崩れていく。26分にヤマルが味方と連携しながら狭いゾーンを突破してシュートを打つが、GKがファインセーブ。続く38分、ラフィーニャのミドルシュートはポストを直撃した。
そして40分、レバンドフスキの鮮やかなスルーパスを起点とした素早いカウンターから、ギュンドアンがラストパスを出し、ヤマルがダイレクトで合わせて先制点を記録した。
Rソシエダードはすぐさま反撃し、43分にブライス・メンデスの絶妙なスルーパスからベッカーが決定機を得るも、シュートを枠に飛ばせなかった。
後半もバルセロナがゲームをコントロールし、Rソシエダードが前半同様に前線のベッカーを使って相手DFの裏を狙うという形で展開していった。
しかし、どちらにもチャンスが生まれず、拮抗した状態が続く中、バルセロナは20分にラフィーニャがゴール左上隅を突くミドルシュートを放つも、GKのファインセーブに阻まれた。対するRソシエダードは22分、ブライス・メンデスがペナルティーエリア手前で相手のパスをカットした後、個人技を発揮してゴールを狙うが惜しくも枠外。
ゴールが必要なRソシエダードは25分、3枚替えを敢行して久保、バレネチェア、ティアニーを投入し、システムをいつもの4-3-3に変更した。この交代が功を奏し、久保がその直後の28分、右サイドでパスを受けた後、左足でシュートを放つが、GKにキャッチされた。
Rソシエダードはさらに34分、オドリオソラとザハリャンをピッチに入れ、交代枠を全て使い切って同点ゴールを目指していく。
バルセロナが32分にフェラン・トーレスがGKにファインセーブされた惜しいシュートを打った一方、Rソシエダードも36分、ザハリャンがFKを直接狙ったがGKに防がれた。
その後、1点差のままアディショナルタイムに突入する。そしてフェルミン・ロペスのシュートがペナルティーエリア内でオドリオソラの手に当たった後、しばらく経ってからオンフィールドレビューが行われた。この結果、ハンドの笛が吹かれバルセロナがPK獲得。これを48分にラフィーニャが決めて2点差にした。
Rソシエダードは最後までゴールを奪えずそのまま0-2で敗れ、3試合を残して欧州リーグ出場権獲得に黄信号が灯った。バルセロナはジローナを抜き、再びスペイン・スーパーカップ出場圏内の2位に浮上した。

