日本(FIFAランキング18位)がブラジル(同6位)に1-2で屈した。前半29分にMF佐野海舟(25=マインツ)が先制点を奪ったものの、後半11分に同点とされると、後半アディショナルタイムの50分にFWマルティネッリ(アーセナル)に決勝点を奪われた。

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スコアを見れば惜しかった。ただ、選手の感覚は違った。MF堂安律(28=アイントラハト・フランクフルト)は「差があった」とはっきり認めた。

22年カタール大会。ドイツ、スペインに勝利した。3バック、時には5枚で守る戦術を採用し、強敵を撃破。26年大会に向けて、森保監督、選手ともに主体的な攻撃を追求した。ドイツ戦で24%、スペイン戦は18%だったボール保持率の上昇を志向し、ブラジル戦で30%をマーク。数字は確実に上がった。しかし3割では試合は支配できない。結局、前回同様、自陣にくぎ付けにされた。堂安は「カタールから大きな進歩を遂げて、いろんな戦術を持てるようになった中、ドイツやスペイン戦みたいな戦い方…課題」と振り返った。

“個”の不足を指摘する声も選手から上がった。背番号10は、ブラジルを「世界トップクラブでやっている選手たちばかり」と評価。一方の日本は「ビニシウスみたいに攻め残ってカウンターで1人で(得点を)取る選手は残念ながらいない」と差を明かした。組織力は高まっているが、MF伊東純也(33=ゲンク)は「個々の力はまだまだ足りない」、FW上田綺世(27=フェイエノールト)は「自分が勝たせられなかったFWだったのが全て。1点がのどから手が出るほどほしかった」と悔やんだ。

MF鎌田大地(29=クリスタルパレス)も「シンプルに力不足。選手のクオリティーはまだまだ足りない」と同調した。さらに違う角度からも指摘。「日本サッカーをもっと盛り上げて、国技になるぐらいにならないと(優勝は)取れない。もっと大きなプレーヤーになって、日本人の価値を示し続けていかないと」と説いた。競技場は明らかにブラジルに支配された。文化が違った。日本にはまだ伸びしろがある。【飯岡大暉】

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