イングランド(FIFAランキング4位)はFWブカヨ・サカ(24=アーセナル)のハットトリックもあり、強敵フランス(同3位)を6-4と下して銅メダルを獲得した。自国開催だった1966年大会の優勝に次ぐ好成績となった。

サカは先発で右ウイングに入ると、得意のカットインから見せ場を作り続けた。そして2-0とリードして迎えた前半37分、敵陣ゴール前でラッシュフォードからのパスを左足で蹴り込んだ。さらに前半追加タイムの46分にはMFエゼのスルーパスを受けて自身2点目。4-3の1点差と迫られた中、後半42分にPKを冷静にゴール右に決めた。どっちに転ぶか分からない状況で、持ち前の決定力で相手の流れを変えた。

イングランドの決勝トーナメントでのハットトリックとなれば、66年大会決勝のジェフ・ハースト以来の偉業だった。試合後には「素晴らしい結果になった」と喜んだ。チームは準決勝でアルゼンチンに先制しながら後半は完全に守り一辺倒となり、後半40分から2失点しての逆転負け。トゥヘル監督への批判が渦巻いていた。サカは「それもゲームの一部だと思う。負ければ雑音が出るし、勝っても雑音は出る。大事なのは今日、僕たちは最後まで強く戦った。それができることのすべて。未来のことはわからないけど今はここにいる」と胸を張った。

3位という結果にトゥヘル監督は「60年ぶりのメダル獲得であり、国外で行われたW杯では過去最高成績だ。選手たちがいつか誇りに思うことを願っている」。目標に掲げた優勝はならなかったが、新たな歴史を刻み最後は笑顔で終えた。

▼1試合最多得点 3位決定戦のフランス-イングランド(4-6)は両チーム合計10得点。1試合の合計2桁得点は82年大会1次リーグのハンガリー-エルサルバドル(10-1)以来44年ぶりだった。合計10得点は史上5位タイの多さ。3位決定戦では、過去最多だった58年大会のフランス-西ドイツ(6-3)の計9得点を上回った。最多記録は54年大会準々決勝のオーストリア-スイス(7-5)の計12得点。

【詳細】イングランドが3位、フランスに一時1点差も6得点で死守/W杯3位決定戦